採用で一番大事なメッセージ
採用の時には、
会社が一番大切にしていることの考え方、社員のあり方・生き方を伝えなければなりません。
それは、mission/vision/valueです。
私が説明している言葉の定義は、一端下記においています。
mission 社会における会社の存在意義
vision 現状の会社の目標(中長期のゴール)
value 会社の社員が大切にしている行動規範
社員は、自分たちの会社が掲げているmission/visionの意味の説明や会社や部署や業務に置き換えての自己解釈の言語化を事前に行います。
行動規範であるvalueの背景や言葉の意味と自分が大切にしている価値観や人生観とのシナジー、仕事における場面での判断軸やケース・経験を具体的に理解・共感してもらうように語れるようにすることです。
会社が説明しているメッセージと同時に、自分の人生の価値観との関係性を適切に伝えることがとても難しくもあり、重要なポイントです。
ビジネスは、会社のフェーズによって変化するものではあるものですので、visionなどは途中で変化する可能性はあります。会社の方針やそもそもの創業者やオーナーが変われば、missionも変わるかもしれません。
valueは、社員の根本なので、成長とともに、バージョンアップはあるとは思いますが、基本本心はあまり変わらないものとなります。
これからの時代は、会社も、組織も、そして個人も、自分の人生のあり方や生き方に基づいて仕事や生活やコミュニティを選んで、参加し、協力し、ともに生きていく時代になっていますので、より、この部分での理解・共感・賛同が大事になっています。
人々の価値が、こころの充実度にあるとされる成熟されたこころの時代ということですよね。
valueは、今の会社のすべての根幹にあるもの、根付いている文化でもあります。
※よく、目指すものや、そうあるべき理想などで語られることはありますが、それは他社と同じゴールが聖人君主的な理想像になってしまいがちで、そもそも誰がお偉い人でルールを守れてやっている人が、この会社にそんな人いるのか?と社員からも共感されにくいものです。
それよりも、その会社にしかない強みや良さの大切な部分を言語化している方が、社員自身も、確かにこの会社それ強いし、特徴だよね。納得や共感があり、よりその追及や進化を意識しやすくなります。
自分たちにしかない根付いている、誰もがそもそも身につけている強さ、こだわり、スタンスこそ、
他社との最大の差別化であり、「誇り」であるはずです。
これを社員一人ひとりが自分の言葉で伝えることが一番大切なことです。
ましてや管理職は、必ずメンバーに対して発進する時この軸から対話すべきものになります。
その会社の文化・風土そのものがその人とその発せられた言葉から伝わるものです。
結果として候補者が一緒に働くことがなかったと人でも、いつ私たちのパートナーやお客様になるかわかりません。自分たちのスタンスや思いをきちんと理解していただく姿勢と努力を徹底して行うことが求められると思います。